ワンちゃんを迎えたら
最初に覚えたい6つのしつけ
ワンちゃんとの暮らしが始まったら、まず覚えておきたいのが基本のしつけです。
呼び戻しやトイレ、待てなどは、毎日の生活を安心して過ごすために役立ちます。
しつけは「言うことを聞かせるため」ではなく、ワンちゃんが安全で楽しく暮らすための大切な練習です。
焦らず、ひとつずつ愛犬のペースで進めていきましょう。
※本ページは、動物福祉やしつけに関する公開情報をもとに、飼い主さん向けに分かりやすくまとめています。
しつけの黄金ルール
どんなしつけにも共通する大切な考え方です。
まずはこの4つを意識してトレーニングを始めてみましょう。
できたらすぐ褒める
褒めるタイミングは「できた瞬間」。
1秒でも遅れるとワンちゃんは何を褒められたか分かりません。
おやつ+言葉+撫でるの3つセットが理想的です。
叱らない・怒鳴らない
失敗しても怒るのは逆効果です。
恐怖ではなく信頼関係の中で教えていきましょう。
短時間で繰り返す
1回5分程度を目安に。
毎日少しずつ続けることが上達への近道です。
家族でルールを統一する
コマンドやルールがバラバラだと混乱します。
家族みんなで同じ言葉を使いましょう。
STEP 01
トイレトレーニング
決まった場所でできるようにする、最優先のしつけ
トイレトレーニング
決まった場所でできるようにする、最優先のしつけ
トイレシートを設置する
最初はサークル内全体にトイレシートを敷き詰めます。 どこでしても成功になる状態を作り、「ここでする」という習慣の第一歩を作ります。
サインを見逃さない
くるくる回る・床をクンクン嗅ぐ・落ち着きなく歩き回るなどはトイレのサイン。 見つけたらすぐトイレへ誘導しましょう。
排泄中に合言葉を言う
「シーシー」「トイレ」など一定の言葉をかけ続けます。 繰り返すことで、その言葉を聞くと排泄しやすくなります。
できたら即・大げさに褒める
成排泄が終わった瞬間に「すごい!」と声をかけ、おやつを与えます。タイミングが大事。遅れると何を褒められたか伝わりません。
シートの面積を少しずつ減らす
成功が増えてきたら少しずつシートを減らし、最終的に決まった1枚の上でできるようにします。失敗が増えたら面積を元に戻して焦らず進めましょう。
⚠️NG行動: 失敗しても絶対に叱らないこと。叱ると「排泄=怒られる」と覚えてしまい、隠れてするようになることがあります。
STEP 02
おすわり
落ち着いて行動するための基本コマンド
おすわり
落ち着いて行動するための基本コマンド
おやつを鼻先に近づける
ワンちゃんの鼻先におやつを近づけ、注目させます。 まずは「おやつを見る」状態を作りましょう。
ゆっくり頭の上に動かす
おやつを鼻先から頭の上へ、ゆっくり移動させます。 目線が上がることで、自然にお尻が下がりやすくなります。
座った瞬間に「おすわり」
お尻が床に触れたその瞬間に「おすわり!」と言い、すかさずおやつを与えます。言葉と動作のタイミングを合わせることが大切です。
コマンドだけでできるようにする
慣れてきたら、おやつを見せる前に「おすわり」と声をかけます。 言葉だけで座れたら、たくさん褒めましょう。
💡コツ
- 最初はおやつが見えている状態でOK
- できた瞬間に褒める
- 1回の練習は5分以内を目安にする
- 静かな場所から始める
STEP 03
待て
落ち着いて行動するための大切な練習
待て
落ち着いて行動するための大切な練習
まずは「おすわり」をさせる
「待て」はおすわりができるようになってから教えます。 ワンちゃんが落ち着いた状態でスタートしましょう。
手のひらを見せて「待て」
犬の前で手のひらを見せながら「待て」と声をかけます。 最初は1秒待てれば大成功です。
すぐに褒める
動かずに待てたら、すぐに褒めておやつをあげましょう。 「待て=良いことがある」と覚えてもらいます。
時間を少しずつ伸ばす
1秒 → 3秒 → 5秒 → 10秒と、 焦らず少しずつ待てる時間を伸ばしていきましょう。
💡練習のコツ
- 最初は1秒待てたら成功
- できたら必ず褒める
- 失敗したら時間を短くする
- 食事前やおやつの前に練習しやすい
⚠️NG行動
長時間待たせすぎないこと。
難しすぎると失敗が増えて「待て」が嫌いになってしまいます。
STEP 04
呼び戻し(おいで)
愛犬の命を守る大切なしつけ
呼び戻し(おいで)
愛犬の命を守る大切なしつけ
「おすわり」の状態から始める
「おすわり」をさせてから「まて」と手のひらを向けて待たせる
少し離れて「おいで!」と明るい声で呼ぶ
笑顔で優しく「おいで」と呼びます。 ワンちゃんが来たくなるような楽しい雰囲気を作りましょう。
来たらすぐに褒める
飼い主さんのところへ来た瞬間に、 おやつやたくさんの褒め言葉を与えましょう。
少しずつ距離を伸ばす
成功するようになったら、 少しずつ距離や環境のレベルを上げていきましょう。
💡練習のコツ
- 最初は静かな室内で練習する
- 成功しやすい短い距離から始める
- 家族全員で同じ言葉を使う
- 来たら毎回たくさん褒める
STEP 05
ハウストレーニング
安心して過ごせる自分だけの居場所を作る
ハウストレーニング
安心して過ごせる自分だけの居場所を作る
クレートを開けたまま置いておく
まずは生活スペースにクレートを設置します。 扉は開けたままにして、自由に出入りできる状態にしましょう。
おやつで中へ誘導する
入り口付近から少しずつおやつを置き、 自分から中へ入る経験を増やしていきます。
入ったら「ハウス」と褒める
クレートに入った瞬間に「ハウス」と声をかけ、 たくさん褒めて良い印象を作りましょう。
扉を閉める時間を少しずつ延ばす
最初は数秒からスタート。 落ち着いて過ごせるようになったら、 少しずつ時間を延ばしていきます。
💡練習のコツ
- お気に入りの毛布やおもちゃを入れる
- 自分から入った時にたくさん褒める
- 短時間から始める
- 毎日少しずつ慣らしていく
⚠️NG行動
クレートを「罰の場所」にしないこと。
叱った後に閉じ込めたりすると、
クレートを嫌いになってしまいます。
STEP 06
リードウォーク
引っ張らずに落ち着いて歩く練習
リードウォーク
引っ張らずに落ち着いて歩く練習
室内でリードをつける練習から
まずは家の中でリードをつけたまま過ごすことに慣れさせます。 リードをつけたらすぐに褒めて、嫌なものにしないようにしましょう。
飼い主さんの横を歩いたら褒める
飼い主さんの横を歩けたら、声をかけたりおやつを使って褒めます。 「横にいると良いことがある」と覚えてもらいましょう。
引っ張ったら立ち止まる
リードがピンと張ったら、その場で立ち止まります。 引っ張っても前に進めないことを少しずつ覚えてもらいましょう。
戻ってきたら歩き出す
ワンちゃんが飼い主さんの方へ戻ってきたら、すぐに褒めて歩き出します。 焦らず、短い距離から練習しましょう。
💡 練習のコツ
- 最初は静かな場所で練習する
- 短い距離から始める
- 横を歩けたらすぐ褒める
- 引っ張ってもリードを強く引き返さない
⚠️ NG行動
引っ張られたまま進まないこと。
「引っ張れば行きたい場所へ行ける」と覚えてしまうと、引っ張り癖がつきやすくなります。